« 【講座】「教えて!おにたま!!」 | メイン | HSPTV!メルマガ 第71号 »
2009年02月25日
【よみもの】うすあじコラム
*ゲームってどうやって作るの?
「テキストやWEBサイトで勉強した。でもその先がわからない。」
と、もやもやしている人も多いはず。
そのもやもやしたものを形にする考え方を紹介します。
とりあえず、シューティングゲームが作りたいとしましょう。
最初の段階で、今日のプログラムのゴールを決めます。今日の分の
ゴールを決めるのは、何日もかかると忘れたり飽きたりするからで
す。プログラムはなんども書き直すことができるので、最初はとび
きり簡単なゴールがいいでしょう。
ゴールを決めるには、画面上の登場人物を決めます。でてくるのは
自機、敵、ミサイル、隕石などでしょうか。
ここでは最初のゴールは「自機を動かす」にしましょう。
さて、まだあまりやることが決まっていない時の基本の進め方は
これです。
1)とにかく画面にだしてみる。
2)とにかく動かしてみる。
3)カッコつけてみる。
では、順番に説明していきます。
1)とにかく画面にだしてみる。
ここで、最終的に何日もかけて、完成した様子を妄想してみます。
グラフィックで描いた自機がキーで左右に動いて、それが動きにあ
わせて傾いたり、アニメーションしたり、手前にある障害物に隠れ
たりしたいなとか、ミサイルの種類は・・・などと、どんどん妄想
してかまいません。でも、1日目から全部をやる必要はありません。
最初に画面上に自機を表示します。それもグラフィックが用意でき
なければboxfで四角を書くだけでOK! これを一般にダミーといい
ます。
2)とにかく動かしてみる。
さて、画面上にダミーの自機が表示されたところで、次は自機をう
ごかします。動かす場合には以下のルールを決める必要があります。
・動く範囲
・入力するキー
・動くステップ(1回の入力でどれだけ動くか)
・使う変数
最初は「画面の端まで」動けるように、そして上下左右動かしたい
場合なら、とりあえず「左右」だけ作って動かしてみるといいでし
ょう。
ここでスクリプトは、「キー入力」->「表示」の繰り返しです。
ゲームでは、ぐるぐる回る部分が必要になります。
動かしてみると、前のキャラが残ってしまうからどうしよう?など
の問題点が判明します。慣れないうちは、このように次から次に問
題が出てきますが、それを乗り越えるのもプログラムのおもしろさ
と言えます。次からは、簡単に対処できるようになります。
3)カッコつけてみる。
さて、次に出来たものに何か手を加えます。
疲れたらここで1日の終わりにしてもOKです。
左右だけから上下も動くようにしたり、背景にグラフィックを表示
したり、得点を表示するのもいいでしょう。
ここからは、1に戻って、作って直して、作って直しての繰り返し
です。また、スクリプトの中身にもコメントを書いたり、わかりや
すい変数名をつけてカッコよくすることも重要です。人には見せな
くても、常にカッコをつけると、きっといいことがあります。
さて、簡単なゲーム作成の流れを書いてみました。
もやもやしているあなた!ぜひ、何か作ってみてください。
(うすあじ)
投稿者 usuaji : 2009年02月25日 02:27
口臭チェッカー市場