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2008年02月27日
【講座】HSP3ワンポイントテクニック 第30回
このコーナーでは、HSP3の変わった使用例や、気付きにくい機能
などを紹介していきたいと思います。
今回は、HSP3がサポートする3D機能について紹介してみたいと
思います。最新版となるHSP3.1フルセットが標準でサポートしている
3D機能は、主に3種類あります。
・d3module(標準機能による簡易3D描画モジュール)
・HGIMG3(DirectXによる3Dサポートプラグイン)
・Easy3D(DirectXによる3Dサポートプラグイン)
d3moduleについては、「sample/d3m」フォルダにあるサンプルで
使用例を色々と見ることができます。補助的な役割で3D表現を
利用したい場合に便利なモジュールで、DirectXなどの追加DLLが
必要ないことも魅力の1つです。
本格的な3D表示を行なう場合には、HGIMG3とEasy3Dプラグインを
利用することができます。どちらを選ぶかは、好みにもよるかと
思いますが、どちらを使用した場合でも3Dモデル表示やボーンを
含むアニメーションの再生(ファイル形式は.x)が可能で、ゲーム
向けのサポート機能が多数盛り込まれています。
中でもEasy3Dは、HSPと組み合わせて使う入門書も発売されて
いるので、初心者にはわかりやすいと思います。
3D表示を行なう上で、3Dモデルの作成は重要な要素となります。
x形式のモデルは、どちらのプラグインでも読み込み可能で、
Windows上では標準的な3Dモデルのファイルフォーマットです。
多くの3Dツールで作成可能ですが、無料で使用可能なツールで
お勧めのものをいくつか紹介したいと思います。
・メタセコイア+RokDeBone2
メタセコイアは、国産の定評ある3Dモデリングツールです。
これでモデルを作成して、RokDeBone2でアニメーションを付加
することができます。RokDeBone2は、Easy3Dの製作者でもある
おちゃっこ氏が作っているツールです。RokDeBone2で出力した
アニメーションデータは、Easy3DだけでなくHGIMG3であっても
読み込み可能です。
メタセコイア
http://www.metaseq.net/metaseq/index.html
RokDeBone2
http://www5d.biglobe.ne.jp/~ochikko/
・3DACE
3DACEは、アニメーションの作成などはできませんが、直感的に
3Dモデルを作成することができます。x形式のファイルを
出力することも可能な初心者向けのツールとしてお勧めします。
3DACE
http://hp.vector.co.jp/authors/VA017881/
・XSI Mod Tool
これは、かなり本格的なツールです。
もともとプロ用3Dソフトである、SOFTIMAGE|XSIの機能を制限
して無料版として配布しているものですが、ほとんどの機能は
そのまま利用することができます。
モデルやアニメーション作成も非常に高機能ですが、そのぶん
使い方を覚えるのに時間がかかるのが難点かもしれません。
SOFTIMAGE|XSI Mod Tool
http://www.softimage.jp/mod/index.html
3Dは、最初戸惑うかもしれませんが、プラグイン機能や資料も
充実しており、挑戦しがいのあるジャンルですよ。
ではでは、また。
(おにたま)
投稿者 usuaji : 2008年02月27日 12:29
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