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2007年05月01日
【講座】HSP3ワンポイントテクニック 第20回
このコーナーでは、HSP3の変わった使用例や、気がつきにくい機能など
を紹介していきたいと思います。
今回は、Windowsのシェルオブジェクトを使ってみたいと思います。
シェルオブジェクトというのは、Windowsのデスクトップ管理や
フォルダの表示などを行なっているシステム全般を外部から操作する
ための仕組みを指します。
これは、COMコンポーネントで出来ていて、VBScriptや、WSHなど
多くの言語から呼び出すことができます。
HSP3からも、COM操作命令を通して活用することができます。
screen 0,320,150
objsize 320,30
newcom Shell, "Shell.Application"
button "最小化", *win1
button "最小化復帰", *win2
button "エクスプローラー", *win3
button "シャットダウン", *win4
button "サスペンド", *win5
stop
*win1
Shell->"MinimizeAll"
stop
*win2
Shell->"UndoMinimizeALL"
stop
*win3
Shell->"Explore" "C:\\"
stop
*win4
Shell->"ShutdownWindows"
stop
*win5
Shell->"Suspend"
stop
上のサンプルでは、シェルオブジェクト機能の一部をボタンに
割り振って実行させます。
ここでは、newcom命令により、シェルオブジェクトを変数Shell
として初期化しています。あとは、「Shell->"メソッド名"」に
よって機能を呼び出すことができるようになります。
たとえば、「MinimizeAll」は、すべてのウィンドウを最小化する
ものです。「Explore」は、続いて指定されているパラメーターを
パス名としてエクスプローラー表示を行ないます。
ここでは全てを紹介しきれませんが、自分で色々と機能を探して
みると面白いですよ。
Shell Objectリファレンス(英文)
http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/shellcc/platform/shell/reference/objects/shell/namespace.asp
(おにたま)
投稿者 usuaji : 2007年05月01日 12:00
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