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2007年04月19日
【講座】HSP3ワンポイントテクニック 第19回
このコーナーでは、HSP3の変わった使用例や、気がつきにくい機能など
を紹介していきたいと思います。
前回に引き続いて、型の扱いについて取り上げていきましょう。
HSP3では、「整数型」「実数型」「文字列型」を主に使用すると
言いました。(わからない人は前回のワンポイントテクニックを
参照してください。)
「実数型」と「整数型」については、既に触れているので、
今回は「文字列型」について解説していきましょう。
a="mojiretsu"
このように、「文字列型」は「"」で囲んだ部分を文字列として格納
することができます。HSP3では、文字列として格納する文字数や
文字の種類に制限はありません。ただし、スクリプトに書くときには
特別な書き方が必要な文字もあります。
a="ABC\"DEF"
上の例では、「ABC"DEF」という文字列が代入されます。
「"」は囲むための記号として使われているので、直接書くことが
できないため、「\"」を使うことになっているのです。
他にも、「\」を使っていくつかの特殊な文字を記述できます。
「\n」 → 通常の改行(CR/LF)
「\r」 → 特殊な改行(CR)
「\t」 → タブ
「\\」 → \
代入された変数は、パラメーターに指定することができるほか、
いくつかの計算を行なうことができます。
「文字列型」で行なうことのできる計算は、「+」とif命令で使用
するための論理演算子(「=」「!=」)のみとなっています。
"abc" + "def" → "abcdef" (接続)
"abc" = "abc" → 1 (一致しているかを比較)
"abc" != "abc" → 0 (違っているかを比較)
複数の型が混在する時の計算は、最初に出てくる「型」が結果を
決めるということを前回説明しましたが、「文字列型」の場合も
同じことが言えます。
a = "abc" + 123 + "def"
mes a
のようなスクリプトがあった場合、変数aは、「abc123def」という
文字列になります。自分で型を変換する場合は、strまたはstrf
関数を利用します。たとえば、
a = str(123)
は、「123」という文字列が変数aに代入されます。
a = strf( "%06d", 123 )
は、フォーマット指定により「000123」という文字列になります。
「文字列型」は不定な長さを扱うので、一部だけを取り出したり、
検索を行なうなど様々なサポート命令が用意されています。
文字列の操作は、最初慣れないうちは不自由に感じるかもしれま
せんが、どの命令がどのような機能を持っているか知っていれば、
ほとんどの処理は難しくなくなるでしょう。
(おにたま)
投稿者 usuaji : 2007年04月19日 20:42
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