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2007年01月23日

【講座】HSP3ワンポイントテクニック 第14回

このコーナーでは、HSP3の変わった使用例や、気がつきにくい機能など
を紹介していきたいと思います。

HSP3では、画像ファイルやデータファイル等を実行ファイルの中に
埋め込んでしまう機能があります。これは、「#pack」や「#epack」
命令によってスクリプト内で指定するか、「PACKFILE編集」のメニュー
から直接ファイルを選択して実行ファイルを作成することになります。
ファイルの中にデータを埋め込むメリットとしては、

・使用している画像ファイルやテキストファイルを見られなくする
・配布するファイルの数を整理する

といったところですが、暗号化の機能と併せて使うことで、ゲームなど
データファイルが大量に使用される場合に、とても有効です。

さらに、もう1つDPMファイルを利用してデータファイルをまとめる
方法が用意されています。これは、実行(exe)ファイルとは別に、
データファイルだけをまとめたファイル(DPMファイル)を作成するという
ものです。たとえば、「a.bmp」「b.bmp」「c.bmp」というデータを
まとめた「data.dpm」というファイルを作成しておいて、そこから
好きな時にpicload命令などでファイルを取り出して使うことができます。
この場合、スクリプトでは、

picload "DPM:data.dpm:a.bmp"

のような指定をして画像ファイルにアクセスすることができます。
DPMファイルを複数用意して切り替えながら使用することも可能です。
この場合は、

chdpm "data.dpm"

のように、フォルダを選択する要領でDPMファイルを指定すれば、
以降はそこに埋め込まれたファイルも読み込みの対象となります。
HSP3では、chdpm命令に暗号化キーのパラメーターが追加されていて、
あらかじめ指定した暗号キーを使うことで、より強力な保護をかける
ことができるようになります。
暗号化されたDPMファイルの作成は、「sample/new/」フォルダにある
「mkpack.hsp」というスクリプトを使うと便利です。

(おにたま)

投稿者 usuaji : 2007年01月23日 00:52

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